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DCEFコーナー

2023年03月29日

奨学生からのたより

バングラデシュ 奨学生からの便り(卒業後の報告)
皆様こんにちは。私はアザドゥザマンと申します。2005年から2016年までの間、皆様からの奨学金をいただいていました。私はエンゼルホームのあるコナバリから北西に1時間ほどのところにあるタンガイル県の貧しい家庭で生まれ育ちました。

経済的に厳しい中、私が学業を続けることが出来たのは皆様の支えのおかげです。9年生になった時、皆様の支援がなければ学校を辞めて働かなければなりませんでした。私は神のご加護の元でこの世に生を受けましたが、生きていく中で神様だけでなく、多くの方々に支えていただいています。そして人生の岐路となった9年生当時、私を助けてくれたのは他ならぬ国際エンゼル協会の皆様です。

今私は農業大学の獣医学部及び生物学部で家畜の生産や管理についての講師をしています。皆様のように、私は経済的に厳しい中でも頑張っている学生達を応援しています。これからも私だけでなく、多くの学生達を支えて下さい。

皆様のあたたかいお気持ちに改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。


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アザドゥザマン (クルヌア農業大学 講師)


☆ 過去の奨学生の便り ☆

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途上国の子ども達を学校へ行かせてあげたい


国の発展のためには人間の成長が最も重要なことです。将来その国を良くするのはその国の若者であり、優れた人材育成には教育しかないと、本協会では一貫して子ども達の教育に力を入れています。 

バングラデシュなどの発展途上国には、経済的な事情から学校に通うことができない子ども達がたくさんいます。限りない可能性を秘めたその子ども達に「就学の機会と将来の希望」を持って欲しい。そんな想いから1989年にスタートした奨学金制度がDCEFです。


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DCEFとは?

本協会が行っている教育里親制度(DCEF)は、特定の子どもに対して1対1の関係で個人的に援助しようというものではなく、奨学金制度などを通して、教育里親全員でより多くの子ども達に援助の手を差し伸べていこうとするものです。
 
『DCEF』 …Developing Country Educational Fund


DCEF制度の内容
 
向学心を持ちながらも、貧困ゆえに学校へ通うことのできない多くの子ども達に教育を受けるチャンスを提供しようとこの制度は始まりました。(奨学生数2,056名/2022年度)

奨学金は授業料や教科書、参考書、学用品代などの費用として使われています。また、SSC(中学卒業資格試験)・HSC(高校卒業資格試験)の受験料の一部も支給しています。

その他、老朽化した学校校舎の再建支援で1986年から2022年までの間に、皆様からの支援も含めて70校の校舎などが建設されました。

DCEFの奨学金は、エンゼルホーム※1の子ども達の教育費と職業訓練所※2・識字教室※3の研修生への奨励金にも使われています。


※1エンゼルホーム(児童養護施設)…親のいない子どもや、経済的孤児達を共同生活の中で養育し、教育の機会を与えながら将来有為な人材に育てることを目的に運営しています。

※2職業訓練所…社会的地位が低く就労機会が少ない農村女性が手に職をつけるため、バングラデシュの伝統的な刺しゅう“ノクシカタ”や洋裁などの技術研修を行っています。

※3識字教室…教育を受ける機会を奪われてきた農村女性を対象に、文字の読み書きや生活に必要な基礎知識の学習を行っています。

 
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 学校で勉強できることがうれしくてたまらない生徒達

  
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     新しく建て替えられた学校校舎


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   自習をするエンゼルホームの子ども達 


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    洋裁を学ぶ職業訓練所の研修生達        


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   読み書きを習う識字教室の農村の女性達

DCEFのその他の支援について

バングラデシュ以外の国では、フィリピン、スリランカ、過去にはシエラレオネ、タイ、カンボジアへ奨学金や学校建設等の支援を行っています。
フィリピンでは、現地に住む日系人の子女やフィリピン人の学生に奨学金を渡しています。(2016年度は48名の子ども達に奨学金を支援)


教育の成果はすぐには見えませんが、奨学金の援助を受けている子ども達が、エンゼルホームの子ども達が、研修生達がそれぞれ社会に巣立ち立派に活躍してくれることを、その姿を見せてくれることを願ってこの活動を続けて行きたいと思います。

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会員になれば…
■ 活動内容や情報を掲載してある機関誌「ANGEL NEWS」をお送りします。(年4回発行)
■ スタディツアーや各種イベントをお知らせします。

DCEF会員(教育里親) 月額 1口 2,000円


※ 送金方法は現金書留又は郵便振替でお送り下さい。
郵便自動払込方法も受け付けています。


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