国際エンゼル協会

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識字教室生徒紹介

2025年09月05日

ゴラピ・アクターさん (38歳)

住  所:カパシア群トッラパラ村
家族構成:夫(左官職人)、こども3人

 私はガジプール県カパシア群のトッラパラ村に住んでいるゴラピ・アクター38歳です。トッラパラ村は田んぼの広がるカパシアの中でもさらに田舎にあります。私には左官職人の夫と3人のこどもがいます。
 私は14歳の時に結婚しました。当時はトッラパラ村の隣に住んでおりました。ここも同じように田舎の村で、住んでいる人は皆経済的に貧しい人ばかりでした。私には兄弟姉妹が7人にて、当然のように貧しい我が家の家計には私達を学校に通わせる余裕がありませんでした。そのうえ村には学校がなかったため、両親はこども達を学校に通わせることなど考えもせず、教育には関心をもっていませんでした。
 私は文字の読み書きができません。小さなころから学校に通うこともなく、結婚してからは家庭のことで精一杯で、学び直すことなど考えもしませんでした。しかし、国際エンゼル協会の識字教室の存在を知った夫が「ぜひここに通って教育を受けると良いよ。それはきっと君の人生を豊かにしてくれるから」と識字教室に通うことを勧めてくれました。それまでの私はこども達が学校に通うことにそれほど興味がありませんでした。私自身、教育を受けていなくても何とか生活ができていたからです。しかし今、私は教育の必要性を理解するようになりました。こどもの学校についても関心を持つようになりました。
 教育は人の人生を変えてくれる力があることを知りました。これらは全て皆様の識字教室に出会えたからに他なりません。私に教育を受けさせてくれて、本当にありがとうございます。またこの場をお借りして、家庭の事ことがあるにも関わらず快く送り出してくれた夫にも心から感謝の気持ちを伝えたいと思います。


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      ゴラピ・アクターさん(中央)


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奨学生からの便り〜卒業後の報告

2025年09月06日

 皆様、こんにちは。私はラザウル・カリムと申します。この度は皆様からのご支援にお礼を申し上げる機会をいただきありがとうございます。皆様のおかげで今の自分があること、私は強く心に思っております。皆様へは言葉で言い表せないほど多くの支えをいただきました。それは単にお金だけでなく、心までもいただいておりました。
 私の故郷はガジプール県から車で2時間ほど南東に位置するクミラ県の中でも辺境の田舎村になります。そこには大きな産業などなく、父も小規模の農家で一家の生計を立ててくれていました。もちろん収入は十分では無く、家族が生きていくだけで精いっぱいで、私の教育費を捻出するのにいつも大変苦労していました。そのような折りに皆様からの奨学金をいただいくことができ、私はお金のことを気にすることなく勉強に集中することができました。そしてそのおかげで私はノートルダム高校、ダッカ大学とバングラデシュで有名な学校へ進学でき、今は銀行員として働くことができています。
 もしあの時国際エンゼル協会からの奨学金をいただけていなかったら、きっと今の私はもっと違った人生を歩んでいたでしょう。それは決して私の望む人生とは程遠いものです。私はいつまでも、皆様の優しさを忘れることはありません。皆様の偉大な愛の心が、これからも貧しさで困っている多くの学生達に届きますように。

 
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ラザウル・カリム(ソナリ銀行メグナ支店 総務責任者)


☆ 過去の奨学生の便り ☆

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