明けましておめでとうございます。
皆様お健やかに新年をお迎えになられたことと存じます。

１９８２年に「世界に愛を」のスローガンを掲げて発足した本協会も皆様方の温かいご支援に支えられまして早いもので今年で４０年目を迎えることが出来ました。当初より創設者の意思に従い、一貫して貧しい国々の、その中でも恵まれない人々に支援の手を差し述べて参りました。特に海外支援の中でもバングラデシュのプロジェクトに主力を注いで参りました。

エンゼルホームの子ども達や研修生、奨学金を受けてきた学生さん達は「国際エンゼル協会の支援をいただいたから学校にも行くことが出来ました。そして、今は就職し家族や兄弟達も助けることが出来るようになりました。私の人生を変えてくださった日本のみなさんに感謝します」と話してくれます。私達はそのように導いてあげることに大きな喜びを感じます。

そしてまたボランティア活動を通して本当に望んでいるのは物ではなく心であることに気づかせていただきます。支援にあたって多くの方の真心をいっぱいいただき、そしてバングラデシュの人達の優しい心に触れ、私の人生も豊かにしていただいております。

人は誰かの役に立ちたいと願っていて、そして誰かの役に立つとき一番輝きます。ボランティアの皆さんが今日まで続けてくださっていること、底抜けに明るい笑顔こそ、ここにあるのではないでしょうか。

４０年の間に日本も、世界も、自分も変わりました。色々なことがありました。しかしお一人おひとりの小さくも温かい心が集まれば大きな実をつけることが出来ます。ただ支援するだけでなく私達の心も豊かにさせていただいております。これからも「共に助け合い、共に分かち合い、共に生きる」支援活動をずっと続けていきたく思っております。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　代表理事　東村眞理子