奨学生からの便り〜卒業後の報告
2025年07月28日
皆様こんにちは。私はガジプール県カパシア群出身のイムラン・ホセインと申します。私は幼少期に父を亡くしました。母が一人で兄と私の二人を育ててくれたのですが、稼ぎ頭の父が無い我が家の家計はいつもひっ迫していました。母親の苦労もあって何とか中学2年生までは学校に通うことができていましたが、当時は学業を続けていくことが難しい経済状況でした。そんな時、幸運にも皆様からの奨学金をいただけることが決まりました。これは当時の私にとって遠く海外から差し伸べられた希望の手でした。皆様からの支援がなければ、我が家には私の教育費を負担することは不可能でした。この希望の手は私が大学を卒業するまで私を支えてくれました。
奨学金をいただく際にお聞きした国際エンゼル協会現地責任者のバリさんのスピーチは非常に有益で、多くの知識やアイデアを学ぶことができました。その時のお話は社会に出た今、最も役に立っています。現在、私はバングラデシュ国税局の税務査察官として勤務しています。
長年にわたって私を支えてくださり、また、貧しいバングラデシュの学生達へ深い愛を注がれた日本人ボランティアの皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。