国際エンゼル協会

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奨学生からのお便り〜卒業後の報告

2025年10月04日

 皆様こんにちは。私はイブラヒムと申します。私の故郷はガジプール県カパシア郡のトケという田舎村になります。父は土地を持たない農民でした。私達は6人兄弟で、父の農業収入では家庭を養いつつ6人のこども達の教育費をまかなうことはできませんでした。私が中学一年生になった時、家にはお金がなくこのまま勉強を続けていって良いのか、今後の進学について悩んでいました。その時私を助けてくれたのが国際エンゼル協会です。それはまるで本物の天使が舞い降りてきたかのように思えました。
 皆様からの奨学金は私がダッカ大学で修士課程を修了するまで続けていただきました。2007年から2019年までの12年もの間、支え続けけていただいたのです。この奨学金がなければ、私の夢は途中で終わっていたことでしょう。私は2025年1月15日にナトールのGo1-E-Afroz国立大学に教師として着任することができました。
 この素晴らしい組織を設立してくださった国際エンゼル協会の創設者、川村百合子様に心から感謝申し上げます。そして何より、この組織を長年支えてくださっている日本のボランティアの皆様に心から感謝申し上げます。

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  イブラヒムさん(Go1-E-Afroz国立大学教授)




☆ 過去の奨学生の便り ☆


識字教室生徒紹介

2025年10月04日

モナイ・アクターさん (30歳)
Ms.Monai Akhter

住所:カパシア郡ロハディ村
家族構成:夫(リキシャ運転手)、こども3人

 皆様、こんにちは。私の家はガジプール県カパシア郡のロハディ村というところにあり、夫はリキシャの運転手として働いています。学校に通って勉強している息子と娘2人と私の4人家族で、経済的には決して豊かとはいえませんが貧しくても幸せに暮らしています。
 私の実家も同じロハディ村にあります。私の父は日雇い労働者でした。私達の家族はこどもが多く、4人姉妹と2人兄弟の計6人のこどもを父の稼ぎだけで支えている状況でした。その為、我が家は日々貧しい暮らしであり、経済的な理由で私を含め兄弟姉妹誰一人として学校に通うことはできませんでした。そして私は同年代の子と同じように学校で学ぶ、輝くような青春時代を過ごすこともなく、15歳で結婚することになりました。
 国際エンゼル協会の皆様が私たちの村の女性達に勉強の機会を与えてくれると聞いて、私は喜んでこのコースに登録しました。幼少期に学校で学ぶことができなかった私にとって、識字教室で学ぶ日々はかけがえのない輝かしいものとなっています。このような機会を与えてくださった日本のボランティアの皆様に心より感謝申し上げます。本来ですと直接お会いしてお礼を申し上げたいのですが、私が日本の皆様に会いに行くことはとても困難です。もし機会があればぜひ私達の村に遊びに来てください。皆様のお越しをお待ちしております。

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