国際エンゼル協会

Topics

奨学生からの便り 〜卒業後の報告

2025年02月13日

 皆さん、こんにちは。私はモルアです。私の父は私が小さい頃に亡くなりました。私には弟と妹がいます。母親は一人で私達を育ててくれました。しかし、母一人の稼ぎでは、私が学校に通い続けることは経済的にとても困難でした。当時、皆様からの奨学金が私を経済的に、そして精神的に支えてくれました。
 私は今、コックスバザールのロヒンギャ難民を支援する団体で働いています。ここにはたくさんの子ども達が暮らしています。私は学校で子どものための栄養学を学んでおりましたので、ここでは乳幼児のための管理栄養士をしています。こうして難民として苦しい生活を強いられている、何の罪もない子ども達を支えてあげることができているのも、すべて皆様が私を学校に通わせてくださったおかげです。本当にありがとうございました。国際エンゼル協会の皆様、そして天国におられる故川村百合子様の平和と幸せをいつもお祈りしています。

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コックスバザール・ウクヒヤ・ロヒンギャ難民キャンプ管理栄養士
モルア・アクター・モリィ


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☆ 過去の奨学生の便り ☆

バングラデシュからの報告〜音楽の教室

2025年01月29日

 エンゼルホームでは、子ども達のために毎週土曜日に音楽の先生が楽器の演奏や歌などの音楽の授業をしてくれます。また、今年よりダッカの日本人学校の先生がリコーダーを教えに来てくれました。以前、西脇のティンカーベルさんや横浜の小学生達が届けてくれたリコーダーが活躍しています。


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DCEFコーナー

2025年01月22日

奨学生のスピーチ
日本の皆様、東村眞理子代表、アジズル・バリ氏、及びすべてのスタッフの方々、本日はDCEFプログラムを開催し、私に感謝の言葉を述べる機会を下さりありがとうございます。
私はムニ・アクターと申します。ファイズウッディン・ショルカ・ハイスクール(FUS高校)の1年生です。私は今日、この式典が私の学校で行われることをとても誇らしく思います。そのおかげで、とても良い環境で勉学に励むことが出来ています。もし皆様の支援が無ければ、いまこの土地には牛と山羊がいるだけの野原だったことでしょう。
私達の農村では多くの家庭が経済的に厳しい状況にあります。そのため村の学生達は、学習環境の整っている遠くの街に出て学ぶことが出来ません。学生達は自分達の夢のため、より良い環境での環境での学習を望んでいるにも関わらず。しかし私達は国際エンゼル協会の皆様のおかげで学校に通うための経済的な負担はずいぶんと楽になっています。もし皆様の奨学金が無かったならば、多くの学生がその夢を諦めたことでしょう。
私は国際エンゼル協会と出会えたことをとても幸せに思います。美しく快適な学校や親切丁寧に教えてくださる先生方、最新の教育方法など、すべて皆様の支援のおかげです。日本の人々はとても勤勉であると聞きました。戦後の日本のこと、そして今の発展した日本のこと、その過程には勤勉な日本人の努力があることを学びました。その日本から来られた皆様にお会いできて今日は本当に素晴らしい一日になりました。遠く日本から優しい支援の手を差し伸べて下さっていることに、心より感謝申し上げます、最後になりますが、改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。


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  ムニ・アクター (FUS高校1年) 




☆ 過去の奨学生の便り ☆


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途上国の子ども達を学校へ行かせてあげたい


国の発展のためには人間の成長が最も重要なことです。将来その国を良くするのはその国の若者であり、優れた人材育成には教育しかないと、本協会では一貫して子ども達の教育に力を入れています。 

バングラデシュなどの発展途上国には、経済的な事情から学校に通うことができない子ども達がたくさんいます。限りない可能性を秘めたその子ども達に「就学の機会と将来の希望」を持って欲しい。そんな想いから1989年にスタートした奨学金制度がDCEFです。


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DCEFとは?

本協会が行っている教育里親制度(DCEF)は、特定の子どもに対して1対1の関係で個人的に援助しようというものではなく、奨学金制度などを通して、教育里親全員でより多くの子ども達に援助の手を差し伸べていこうとするものです。
 
『DCEF』 …Developing Country Educational Fund


DCEF制度の内容
 
向学心を持ちながらも、貧困ゆえに学校へ通うことのできない多くの子ども達に教育を受けるチャンスを提供しようとこの制度は始まりました。(奨学生数1,550名/2024年度)

奨学金は授業料や教科書、参考書、学用品代などの費用として使われています。また、SSC(中学卒業資格試験)・HSC(高校卒業資格試験)の受験料の一部も支給しています。

その他、老朽化した学校校舎の再建支援で1986年から2022年までの間に、皆様からの支援も含めて70校の校舎などが建設されました。

DCEFの奨学金は、エンゼルホーム※1の子ども達の教育費と識字教室※2の運営にも使われています。


※1エンゼルホーム(児童養護施設)…親のいない子どもや、経済的に困窮している家庭の子ども達を共同生活の中で養育し、教育の機会を与えながら将来有為な人材に育てることを目的に運営しています。


※2識字教室…教育を受ける機会を奪われてきた農村女性を対象に、文字の読み書きや生活に必要な基礎知識の学習を行っています。

 
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DCEFのその他の支援について

バングラデシュ以外の国では、フィリピン、スリランカ、過去にはシエラレオネ、タイ、カンボジアへ奨学金や学校建設等の支援を行ってきました。
フィリピンでは、現地に住む日系人の子女やフィリピン人の学生に奨学金を渡しました。(2024年度は48名の子ども達に奨学金を支援)


教育の成果はすぐには見えませんが、奨学金の援助を受けている子ども達が、エンゼルホームの子ども達が、研修生達がそれぞれ社会に巣立ち立派に活躍してくれることを、その姿を見せてくれることを願ってこの活動を続けて行きたいと思います。

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会員になれば…
■ 活動内容や情報を掲載してある機関誌「ANGEL NEWS」をお送りします。(年4回発行)
■ スタディツアーや各種イベントをお知らせします。

DCEF会員(教育里親) 月額 1口 2,000円


※ 送金方法は現金書留又は郵便振替でお送り下さい。
郵便自動払込方法も受け付けています。


お問い合わせ・ご入会はこちらから



バングラデシュからの報告〜YURIKOエンゼルスクール学習支援教室

2024年11月29日

YURIKOエンゼルスクールで学校に行っていない5歳〜6歳児を対象に、11月より無料の学習支援教室を開催しています。家庭の事情で学校に行けない子だけにとどまらず、他校に通っている子、来年から1年生の子など、ターゲットを絞らずに子ども達に学習の楽しさを伝えています。週5日、朝8時から45分授業を行い、19人の子ども達が参加しています。

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奨学生からの便り〜卒業後の報告

2024年11月18日

 皆さん、こんにちは。私はカマルガオン経営技術マネジメント専門学校校長のフェルドシと申します。私はガジプール県の小さな村で生まれました。私の村は貧しい家庭の多い、田舎の農村でした。私の家庭も貧しく生活するだけで精一杯で、お金の心配なく勉強ができるなど考えたこともありませんでした。
 小学校6年生の時、とうとう学費を払うことができなくなり学校に通うことが難しくなりました。その時の学校の先生が国際エンゼル協会の奨学金を紹介してくれ、幸運にも奨学金をいただくことが決まりました。私の人生を変えてくれた奨学金は、その後大学を卒業するまでいただくことができました。
 毎年奨学金をいただく時、現地責任者のアジズル・バリ氏から様々なお話を聞かせていただきました。日本の文化についてや私達のような貧しい学生を支援して下さっている皆様のことなど、とても興味深いお話を毎回楽しみにしていました。
 皆様、改めて今日の私があるのは皆様のおかげと感謝申し上げます。私は遠く離れた日本という国に、私達のような貧しい学生を救うために懸命に活動されている方々がいることを決して忘れません。本当にありがとうございました。

 
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経営技術マネジメント専門学校 校長 フェルドシ・ベグム


☆ 過去の奨学生の便り ☆

秋のチャリティバザーにご協力ありがとうございました

2024年10月29日

 前日までの雨予報が一転、時折晴れ間もみえるお天気の下、無事第81回秋のチャリティバザーを開催することができました。
 バザーの開催にあたりチラシ配りや品物整理、値付け、当日の配置や段取りの確認など2ヶ月以上前から準備をし、当日は関西だけでなく九州や静岡からもお手伝いに駆けつけてくださり、国際エンゼル協会のバザーは本当にたくさんの方の協力のおかげで成り立っていると感じました。会場に響き渡る楽しそうな笑い声は、きっとバングラデシュにも届いた事と思います。
 このバザーの収益は皆様の思いと共にバングラデシュの子ども達や女性の支援として届けさせていただきます。バザー開催にあたり品物をご寄付して下さった皆様、準備から設営、当日のお手伝いに集まって下さった皆様へ、改めて感謝申し上げます。ご協力ありがとうございました。
 

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  バザーを楽しみに開場前から並ばれたお客様 


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     たくさんのテントが並ぶ屋外売場


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   お目当ての品物を求めて賑わう室内売り場


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    お正月用に飾る鏡餅などの手芸品


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 バングラデシュの手工芸品「ノクシカタ刺しゅう製品」

 
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  鍋やフライパンなど品揃えが豊富な台所売場

 
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   成人式の振袖なども展示販売する和服売場

 
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 様々な種類のケーキやお菓子を販売するケーキ売場
 
 
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 子どもさんに人気の楽しい玩具が並ぶおもちゃ売場


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各地から届いた新鮮な野菜や果物とお花を販売する当日売場
 

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 バングラデシュ現地スタッフとエンゼルホームの卒業生


 
バングラデシュよりメッセージ

 第81回秋のチャリティバザーが盛況に終えられたこと、当日の様子と共に報告いただきました。81回という本当にたくさんのバザーしていただき、そしてバングラデシュなど途上国の困っている人々へご支援くださっていること、心より感謝申し上げます。皆様の愛はバングラデシュの多くの若者達に降り注いでいます。彼らも大人になり、そして次は自分達も貧困で苦しんでいる若者に手を差し伸べています。こうして大きな愛の下に多くの人々が集まり、救いの輪が広がっていくことを日々嬉しく思っております。改めて、皆様の長きに渡る支援に感謝申し上げます。秋のチャリティバザーお疲れさまでした、皆様お疲れが出ておりませんことをお祈りしております。
           
               バングラデシュ現地責任者 アジズル バリ


 

この度の収益金はバングラデシュなど発展途上国の子ども達の教育支援・女性の自立支援に役立てさせていただきます。バザーの品物のご提供はいつでも受け付けております。皆様のご協力よろしくお願いいたします。


次回バザーは2025/4/9(水) です。バザー用品のご提供をよろしくお願いいたします

バングラデシュ奨学生からの便り〜卒業後の報告

2024年10月15日

 皆さん、こんにちは。私はノアカリ大学で事務係長として働いているマダン・ロビダッシュと申します。私は小学8年生から大学を卒業するまで、皆様からの奨学金をいただいておりました。私が子どもの頃、父は田舎で靴職人として働いていました。職人の給料は多くありません。その稼ぎだけで5人の子どもを学校に通わせることは経済的に厳しく、皆様の奨学金がなければ私は大学まで通うことはできませんでした。
 私は今日まで40年の長きに渡り支援活動を続けて下さっている国際エンゼル協会の皆様、故川村百合子様を心より尊敬いたします。私は自分の故郷の村で、少数部族の貧しい子ども達のために学校を作りました。皆様のように、いつまでも困っている人のために働ける人になれるよう、これからも頑張っていきたいと思います。これからも皆様の活動がますます盛況になることをお祈りしております。


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   マダン・ロビダッシュ (ノアカリ大学事務係長) 




☆ 過去の奨学生の便り ☆


「エンゼルニュース」10月号を発行しました

2024年10月13日

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バングラデシュからの報告〜識字教室

2024年10月11日

現在180名の女性がガジプール県のカパシアで識字教室に参加しています。彼女達はこの12月まで教室で読み書きや生活に必要な衛生知識など学びます。
私は10/7に教室の視察に行き、参加者に話を聞きました(ロトナ)

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ラビアさん(38才)
彼女は14才の時に結婚し、現在息子2人娘1人がいます。彼女は小学校3年生から学校に通うことができませんでした。まさか自分が将来また学べることができるなんて思っていなかったので、今こうして学べることが嬉しく、皆様へ心から感謝しています。


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 識字教室で文字の読み書きを学ぶラビアさん

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「チャリティコンサート2024」を開催しました

2024年09月24日

9月16日、伊丹アイフォニックホールに於いて「チャリティコンサート2024」を開催しました。現地責任者アジズル・バリ氏による講演やエンゼルホーム卒業生達の紹介、ホームの元先生によるバングラデシュのダンス、混声合唱団「エンゼル」のコーラスや「ANJi」さんによるミニライブと盛りだくさんの内容で行われました。
まだまだ暑さ厳しい日でしたが多くの方々に来場していただき本当にありがとうございました。この日ご協力いただいた募金は、バングラデシュの子ども達の教育支援に役立てさせていただきます。

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 ナヒマ・スルタナさんによるバングラデシュ・ダンス

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   アジズル・バリ現地責任者による講演

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 エンゼルホーム卒業生のタヘル君とアイシャさん

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   混声合唱団「エンゼル」によるコーラス

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  シンガーソングライター「ANJi」によるミニライブ

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 軽快なダンスとともに歌われた「東京ブギウギ」

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        活動紹介の展示

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   多くのお客様が来場された会場の様子

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        演奏後ロビーにて

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