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記念プログラム挨拶 アジズル・バリ現地プロジェクト代表

2016年12月21日

 皆さんこんにちは。1971年のバングラデシュ独立後、日本は赤十字を通じてたくさんのお米を寄付してくれました。これはまだ国家間で正式に外交関係が始まる前の事で、その当時私ははまだ8歳でした。戦後の食料難の中私が口にできたのは、ダッカの町で安く手に入った日本から来た小さなお米でした。それはとても栄養があって、美味しいご飯でした。

その後成長して日本に行った時にまた私はそのお米と出会い、当時の事を思うと私の心は温かくなりました。バングラデシュと日本の外交関係はその後も続き、日本の政府間援助はバングラデシュの援助国の中で2番目となりました。そして日本との関係は政府間援助だけでなく、草の根活動としての繋がり、すなわちNGOの協力も増えてきました。その一つが国際エンゼル協会です。

1986年から国際エンゼル協会のバングラデシュに対する支援が始まりました。当時の代表であった川村百合子さんは初めてバングラデシュに来られた時「この国の発展には教育が一番大切」と感じられたそうです。その想いに導かれた日本の皆さんは、川村さんと共に子ども達への教育支援、そして女性の自立支援を30年という長い間続けてくださいました。私は30年間以上国際エンゼル協会に関わる中で、子ども達が成長し、そして彼らが社会に役に立つことを見ることができて、教育が持つ人を変える力がどれほど素晴らしいかを感じることができました。

2005年にできたYURIKOエンゼルスクールでは、子ども達に学問だけでなく礼儀、掃除、と言った事も教えています。子ども達がここで習った事を大事にして、いつか社会に役に立つ素晴らしい人間になってくれることを願っています。30年という長い間、日本にいるたくさんのボランティアの方々から頂いた愛に、感謝の気持ちで一杯です。これからもよろしくお願いしましす。ありがとうございました。


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アジズル・バリ現地プロジェクト代表

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