奨学生のたより − 9月
2015年09月02日
みなさん、こんにちは。
私はシャジャル・コンドカです。私は1991年〜1996年中学生の時と、大学に入学した2001年〜2005年に国際エンゼル協会の奨学金をいただいていました。
大学では紡績(繊維)工学の勉強をしていました。また、2010年からはダッカ工科大学で教壇に立ち学生達を教えていました。
私は長い間、国際エンゼル協会の教育支援を受けながら勉強することが出来ました。また、毎年奨学金を受け取りにコナバリ事務所に行った時に国際エンゼル協会のこと、日本の皆さんのことを知る機会がありました。そのような環境で、いつしか日本で勉強したいという夢を持ち始めたのです。
そして今年ついにその夢が叶いました。文部科学省の奨学金をいただき、九州大学で博士課程を勉強することが出来るようになったのです。10月1日から環境工学を勉強します。そのため9月27日に日本に向けて出発します。
私の両親は私が幼い時に亡くなりました。それだけに日本のお母さん方が私も含めてバングラデシュのたくさんの学生達に教育支援をしてくださっていることに大変感謝しています。
日本で皆さんにお会いできることを楽しみにしています。
DCEF(ディセフ)[Developing Country Educational Fund]とは…
経済的に恵まれない発展途上国の子ども達に教育援助を行う里親制度。奨学資金の供与や学校校舎の建設・設備の充実、農村女性を対象にした識字教室等を行っています。また、バングラデシュ以外に、フィリピン、スリランカなどの子ども達にも支援しています。