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晴れわたる青空のもと、豪快に響き渡るはぐるまの和太鼓
(バングラデシュ・カパシア村)
一昨年の当協会発足 20周年イベントでもすばらしい演奏を聞かせてくれた「和太鼓はぐるま」の青年たちが、 12月1日に出発し10日に帰国するまでタイ・バングラデシュで合計8回にも及ぶ公演を行い、現地で予想をはるかに超える大きな反響を呼びました。学校や社会になかなか適応することが難しかった青年たちがアジアの各国で多くの人々とふれあい、力いっぱい和太鼓を演奏することで大きな自信につながるのでは、そしてまた現地の人々に和太鼓の生の音を聞いていただき、実際に叩いてもらうことで互いに心のふれあう交流ができるのではと「はぐるまの家」の坂岡嘉代子代表、本協会川村代表の強い想いで実現したこの度の海外公演でした。タイではプラティープ財団の賛同を得て、またバングラデシュでは日本大使館などの協力のもと各地で大きな感動を呼び起こし、大成功で終えることができました。

初めて和太鼓を聞いたスラムの子どもたちやバングラデシュの人々、延べ5万人以上の人たちが目を輝かせて、演奏に見入っていました。演奏のあと、サインや握手ぜめにあったはぐるまの青年たちですが、現地の人々の真心からの優しさに触れ、かけがいのない心の宝物を手に入れることができたことでしょう。

■タイのスラム・小学校・生き直しの学校での公演
小学生が舞台に上がり和太鼓で楽しく交流(タイ・70地区マーケット広場)
タイではツアー初日の 12月2日、バッタナー共同体小学校の校庭と70地区のマーケット広場の特設会場で2回の公演が行われ、どの会場でも迫力のあるすばらしい和太鼓の演奏が行われました。

はぐるまの子どもたちも初めての外国での公演を経験して様々な感想を持ったようで、「出発前は言葉や文化の違いから不安があったが、みんな気さくに話してくれて心配も吹き飛びました」「スラムで生活しながら眼が輝いている子どもを見て、自分にはまだやれることがあるのに、そこまで十分できていないのでは」などそれぞれに大きな気付きがあったようです。
スラムでの公演の翌日、プラティープ財団の「行き直しの学校」で行われた演奏も、大成功に終わりました。「太鼓を打った後、簡単な言葉で褒めてくれて嬉しかったです。太鼓を通じて誰かに感動を与えられるんだなと思えて嬉しかったです」「『オレも最初はできなかった。でも、やればやるだけできるようになる』、ってことが伝えられたらいいなと思って叩きました」
はぐるまの青年たちも予想以上の反響に興奮気味だったようです 。
子どもたちも迫力ある和太鼓に大喜び


スラムの天使と云われ国会議員でもある
プラティープ・ウンソンタム・秦さんを囲んで(前列中央)
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■バングラデシュでは5ヵ所にわたるバングラデシュの公演が大盛況
迫力みなぎる
エンゼルホームのグランドでの演奏
12月4日(木)午後、バングラデシュに到着。夕方にはエンゼルホーム内グラウンドにて、歓迎会を兼ねた演奏が早速披露されました。
ステージの前には、エンゼルホームの子どもたちを始め、職員、研修生、ホームを卒園した子どもたちが揃いました。初めて聴く和太鼓の迫力溢れる演奏に、まずはみんなびっくり!ジッとステージを見据えて、ただただ圧倒という感じなのでした。奏者たちの息の合った華麗な動きにはまた、聴衆からは自然と拍手が沸き起こりました。
「どうだった、今日の太鼓?」後で子どもたちに尋ねてみると、返ってくるのは「スゴかった!」という言葉ばかりでした。「あのブラザーたちこんな感じだったよね」と言 い、男の子たちは両手をブルブル振り回して激しい連打
のポーズを取っていました。 やはりあ の迫力、熱気は相当なインパクトだったのですね。また好奇心旺盛なエンゼルホームの子ども たちですから、聞きたいこともたくさん出てきた様子。「あんなに一生懸命叩いて、手痛くない のかな?」「あの小さい女の子何歳?何で大人みたいに上手にできるのかな?」彼らの間で当分 は、はぐるまのことが話題に上ることになるのでしょう。
仲良くなったエンゼルホームの子どもたちと
約1万人の観客が集まったコンサート会場
(バングラデシュ・カパシア村)
大観衆に迎えられたカパシア村での公演
5日のカパシア郡の中学校での公演、6日のガジプール県県庁前広場での公演は、ともに大成功!どちらも数千人規模の大観衆が集まりました。
「後列に立つとステージから遠くなってしまうから」と、遅れてきた観客はどんどんステージ横に来てしまい、舞台は、半円状に並んで押し寄せた観衆に囲まれる形になりました 。
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